2011年12月2日金曜日

番外編2: Energiahalli Tournamnet in Lahti

大崎です。

階段モルック (Rappumölkky)大会の試合については尾曲氏の項で詳細に紹介してもらっていますので省きますが、普段狙わない見上げるような位置に向かって投げるのは新鮮な体験でした。意外と面白かったです。
試合に代わって、今回で個人的には3度目となるラハティ、僅か一時間の道のりが如何に長かったかをお伝えしたいと思います。。。

大崎、松田両名は一週間前のヘルシンキカップにて他の参加者(血気盛んなフランス人)から「ラハティで最近開催される大会は変なのばかりだ。先週末Messiläで行われた大会にせっかく行ったのに、なんとミニチュアモルック大会だったFa◯k!! 多分次回のは階段モルックらしいから俺は行かない!」との情報を事前に得ていました。確証はないものの、これを尾曲/高窪氏に知られると来てもらえなくなる可能性大であったため、ひたすら情報を内密にし続けたのでした。

ラハティの街を散策すべく先乗りした芸術肌の尾曲氏に遅れて一時間後のローカル電車に乗り込んだ大崎、松田でした。チケットはまあ中で買えばいいよねー あ ここがすいてるじゃん! と妙に人が少ないコンパートメントに座り、本来の参加予定者であった杉山氏が急遽体調不良のため欠場とのことで、穴を埋めるべく紳士の高窪氏にお電話。土曜日の朝、優雅な朝食(多分アジの開き)を取られていた紳士は、仕事もそっちのけでその後Inter Cityに乗って駆けつけてくれたのでした。さすが紳士!

パリとか都会は交通の乗り替えが難しくて、メトロと近郊電車などで乗り越すと罰金とられるらしい、その点フィンランドは楽だねえ、などと雑談をしていると、乗務員らしき人影が。しかし一人ではない。厳つい制服に腰には警棒?の4人組、そうヘルシンキ市内のトラムで無賃乗車客の抜き打ち検査にやってくるヤツラが来たのです!
どうやら我々は事前にチケット購入した物だけが座れるコンパートメント(2nd classマークに斜線が引いてある表示が掲げてある)に居たのでした。ブロンドの奇麗なお姉さん警備員にお前ら何年フィンランドに住んでいるのかと聞かれて素直に数年と答えてしまった正直者大崎。じゃあ当然知っているだろうと容赦なく80ユーロの罰金の切符を切られる二人。社会保障番号もしっかり記録され、晴れて前科者になったのでした。そんなルールは知らない!と抗議しようかと思った矢先、同じ車両内で黒人の兄さんと警備員とのバトルが勃発。知るかそんなの払わねえ!Don't touch me!と叫ぶ兄さん。警備員に囲まれて駅で降ろされるもまだ争っている。。。小心者のJapanilainenは抗う勇気もなくなり、素直に罰金切符にサインしてしまうのでした。。。

今回の旅費予想総額よりも多い金をいきなり失った二人は呆然とするばかりです。なんだか泣きそうになり次の駅で降りてヘルシンキに帰ろうかと思ったくらいでした。しかし強引に連れて行った2名、特に当日朝に招集した高窪氏の手前引き返すわけにもいかず、持参したモルック棒とピンを眺めてなんとか気を紛らわす二人のJapanilainen。その様子を隣の座席のフィンランド人の子供二人が不思議そうに眺めていました。。。

学習した事。
「罰金切符についてお上に抗議メールを出しても無駄」「チケットはちゃんと買うべし」「レストランは予約すべし」
実に高い勉強代でした。これを読まれた在フィンランドの皆様、ぜひご注意を!

Semi finalで敗退した我々にも「参加賞」のチョコレートが!
 会場のラハティエネルギアホールは、どうやらフィンランドでも指折りの実力チーム「KONNA&KOUKKU」のホームグラウンドらしく、彼らのトロフィーがそこかしこに飾られています。



クリスマス仕様に飾られたラハティの大通り。


罰金80ユーロとレストラン4時間待ちを忘れさせてくれたMamma Maliaの美味しいご飯!



1 件のコメント:

  1. 綺麗なブロンドお姉さんと真剣なお話ができて、特別切符ももらえたなら80ユーロは安いですね。さすが、特別車両です。番外編2、特別車両の深層がわかって興味深かったです。残るは、M氏の番外編3です。

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