2011年12月24日土曜日

モルック30箱、日本に到着。


八ツ賀(千)です。

先日、引越荷物と共にフィンランドからモルックが30箱届きました。
引越荷物の1/3近くを占めたこの量、無事に到着するか少し心配でした。
海外郵送、信用していないわけではないのですが、
質の高い日本のサービスに比べるとどうしても……
なにしろ、何回も使っている日本の段ボールと比べて、
フィンランド業者さんがその場で作成してくれた段ボールの違いたるや歴然。








手前の黒い猫が付いた箱と比較して、後方や下部にある箱のへこみ具合、お分かりになりますでしょうか。






へこんだ箱の中に入っていた割れ物の一部は残念なことになっていました。

そして、よくよく確認すると、案の定モルックにもダメージが。
やはりすべて無事にとはいかなかったようです。
3箱のゆがみを確認。
幸い中身には問題がないようでした。



これからこのモルックを使って、少しずつ日本でも広めていけたらよいなぁと思っています。

今の住まいは雪深い福井。
ヘルシンキとは寒さは違えど、冬の練習が難しいのは同じため、
本格的な広報活動は春になってから頑張ります!

2011年12月20日火曜日

JMAフィンランド支部公認 第一回 大崎鬼教官によるモルック講習会


小雪がちらつく1217日午後1時より、JMAフィンランド支部公認 第一回 大崎鬼教官によるモルック講習会が開かれました。参加者は、JMAより大崎、高窪、尾曲の3人とH家の皆様の総勢8名(大人5名、子供3名)。心配された雨は案の定お昼頃から降り出し、開始時には小雪になっていました。ホームグランドもすでに水浸しの状態であっため、急遽Toolon tower前に変更となりました。幸い、管理人のおばさまも”No problem”と言って下さり、他の住人の方々も興味深げに見守って下さいました。フィンランドにおけるモルックの威力は絶大です!
H家のご長男であるさとし君(7歳)、ご長女のさやかちゃん(5歳)は大崎鬼教官が担当し、末っ子のはるかちゃん(3歳)はミニモルックを使って練習を開始しました。さとし君、さやかちゃんの二人は、初めてのモルックとは思えない正確なショットを繰り出していました。そして、大崎教官の厳しい指導にも音をあげず、2アウトまでは高得点を狙い、3アウトになりそうになると安全圏を狙うという高度な戦略をすぐにマスターしていました。さとし君、さやかちゃんがお互いに切磋琢磨している姿を見ていると、世界大会へのデビューも間近ではないかと思うほどでした。今後も大崎教官の雄姿をYouTubeで毎日観察し、日々の練習を続けて頂きたいと願っています。
また、3歳のはるかちゃんにモルックはさすがに難しいかと思いきや、練習開始時はなかなか棒(スキットル)を倒すことができませんでしたが、徐々に投げるコツをつかんだのかかなりの精度で倒すことが出来るようになりました。そのときのはるかちゃんの満面の笑みをみると、世代を超えてモルックの魅力は伝わるものだと改めて思いました。
H家の家長Akiraさんはすでに立て投げを、奥さまのMasakoさんはきれいな回転のショットをすでに体得され、来年の世界大会ではチームH家がJMA日本代表の強力なライバルになるのではないかと心配になるほどでした。
あっという間に予定時間は経過し、寒さもますます厳しくなってきたため終了しようとしたところ、さとし君、はるかちゃんのモルックへの熱意は凍えそうな寒さもどこかへ吹き飛ばしてしまうほどで、その後も大崎鬼教官による室内居残り練習がH家で行われました。
H家の皆様、ご参加ありがとうございました。
第二回大崎鬼教官によるモルック講習会にもぜひご参加ください。きっとそこで鬼教官がヴェネティア合宿で体得した新必殺技を、私たちに披露してくださるものと確信しています。

JMA監事 高窪
未来の日本代表を目指して!

一点集中!


H家ご一家と大崎教官

2011年12月8日木曜日

12月7日 ヘルシンキカップ個人戦 第5週目

大崎です。
本日は個人戦。大崎、松田が参戦しました。多少早く会場に着き15分程度ではありますが投げ込み練習。
大崎は前回に続きTonyとのペア。Kapuら実力者の居る予選組ではありましたが、3ゲーム合計点でなんとか1位抜け、A finalに進出しました。わずかではありますが感覚を取り戻した時点で試合開始できたのが功を奏したのか、予選ではまあまあ長距離まで自信を持って当てる事ができました。
しかしA finalの他2チームはどちらも強い。大崎、Tony組は段々調子を崩し外す回数が増える中、Keke、Jukka組が圧倒的な力を見せて結局3ゲーム完封勝ち。大崎組は第3ゲームで熾烈な二位争いを繰り広げましたが、まさかの3連続外しで脱落。目の前のピンを外してしまう大崎。前回に続き悔しい4ポイント獲得となりました。Tonyには申し訳ない限りです。

松田選手組は予選で残念ながらC finalへまわり、そこでは2位でした。個人戦と銘打ってはいますが基本は偶然で決まるペア戦ですので、自分の調子だけでなくペアの実力と調子は毎回変わります。難しい!!

自信を持って当てられる時と、連続して外してしまう時とでは何が違うんでしょう。メンタルでしょうか。特に本日3ラインをやらかした時などは外すイメージしか浮かびませんでした。おそらく投球動作、手のフリ等が崩れているんでしょうが、個人戦では横でアドバイスしてくれる人もいませんので、常に投球フォームを録画してみるのも役に立つかもしれません。しかしビール飲みつつも真剣なフィンランド人の横でビデオを回す勇気はなかなか無いJapanilainenです。。。

個人戦次回は新年の4日からです。大崎は密かにポイントを重ねていますので、次回も上手な人に寄生したいものです!

          4ポイントゲット! (ここはどこでしょう?)


2011年12月5日月曜日

11月30日 ヘルシンキカップ団体戦 2週目

大崎です。 今回は団体戦(7チーム出場)の2週目でした。Team Japan今日の出場メンバーは松田/杉山/高窪/大崎の4名。予選はで3ゲーム合計点で競い、我がチームは40/29/31点に終わり上位2位に残れずA final出場ならず。。。つづくB finalは50/43/25 (最後は50点オーバー)で、こちらも最後に逆転され2位どまり、上位得点を獲得するに至りませんでした。。。
松田選手、そして一ヶ月半ぶりのモルックだった高窪選手は安定した調子を見せます。しかし他二名がまるで生まれたばかりの子やぎ?のような不安定な投球です。特に大崎選手にはこれが決まれば勝ち!という美味しい場面が幾度となく巡ってきますが、ほとんど外して他のチームに逆転を許す展開が続きました。。。固い地面とかの問題以前に方向/距離が明後日の方向に飛んでいます。やはり早く練習場に行って多少投げ込む必要性を深く感じた日でした。降雪の気配が未だないヘルシンキではありますが流石にもう外での練習は厳しいので(え?まだできるだろう? いや偽北海道人には寒いです。。。)、冬期の練習不足はどうしたものか悩ましいです。。。

現在我らの総合順位は7チーム中5番目。なんとか来週以降奮起したいと思います。

(図と本文は関係ありません)



2011年12月2日金曜日

番外編2: Energiahalli Tournamnet in Lahti

大崎です。

階段モルック (Rappumölkky)大会の試合については尾曲氏の項で詳細に紹介してもらっていますので省きますが、普段狙わない見上げるような位置に向かって投げるのは新鮮な体験でした。意外と面白かったです。
試合に代わって、今回で個人的には3度目となるラハティ、僅か一時間の道のりが如何に長かったかをお伝えしたいと思います。。。

大崎、松田両名は一週間前のヘルシンキカップにて他の参加者(血気盛んなフランス人)から「ラハティで最近開催される大会は変なのばかりだ。先週末Messiläで行われた大会にせっかく行ったのに、なんとミニチュアモルック大会だったFa◯k!! 多分次回のは階段モルックらしいから俺は行かない!」との情報を事前に得ていました。確証はないものの、これを尾曲/高窪氏に知られると来てもらえなくなる可能性大であったため、ひたすら情報を内密にし続けたのでした。

ラハティの街を散策すべく先乗りした芸術肌の尾曲氏に遅れて一時間後のローカル電車に乗り込んだ大崎、松田でした。チケットはまあ中で買えばいいよねー あ ここがすいてるじゃん! と妙に人が少ないコンパートメントに座り、本来の参加予定者であった杉山氏が急遽体調不良のため欠場とのことで、穴を埋めるべく紳士の高窪氏にお電話。土曜日の朝、優雅な朝食(多分アジの開き)を取られていた紳士は、仕事もそっちのけでその後Inter Cityに乗って駆けつけてくれたのでした。さすが紳士!

パリとか都会は交通の乗り替えが難しくて、メトロと近郊電車などで乗り越すと罰金とられるらしい、その点フィンランドは楽だねえ、などと雑談をしていると、乗務員らしき人影が。しかし一人ではない。厳つい制服に腰には警棒?の4人組、そうヘルシンキ市内のトラムで無賃乗車客の抜き打ち検査にやってくるヤツラが来たのです!
どうやら我々は事前にチケット購入した物だけが座れるコンパートメント(2nd classマークに斜線が引いてある表示が掲げてある)に居たのでした。ブロンドの奇麗なお姉さん警備員にお前ら何年フィンランドに住んでいるのかと聞かれて素直に数年と答えてしまった正直者大崎。じゃあ当然知っているだろうと容赦なく80ユーロの罰金の切符を切られる二人。社会保障番号もしっかり記録され、晴れて前科者になったのでした。そんなルールは知らない!と抗議しようかと思った矢先、同じ車両内で黒人の兄さんと警備員とのバトルが勃発。知るかそんなの払わねえ!Don't touch me!と叫ぶ兄さん。警備員に囲まれて駅で降ろされるもまだ争っている。。。小心者のJapanilainenは抗う勇気もなくなり、素直に罰金切符にサインしてしまうのでした。。。

今回の旅費予想総額よりも多い金をいきなり失った二人は呆然とするばかりです。なんだか泣きそうになり次の駅で降りてヘルシンキに帰ろうかと思ったくらいでした。しかし強引に連れて行った2名、特に当日朝に招集した高窪氏の手前引き返すわけにもいかず、持参したモルック棒とピンを眺めてなんとか気を紛らわす二人のJapanilainen。その様子を隣の座席のフィンランド人の子供二人が不思議そうに眺めていました。。。

学習した事。
「罰金切符についてお上に抗議メールを出しても無駄」「チケットはちゃんと買うべし」「レストランは予約すべし」
実に高い勉強代でした。これを読まれた在フィンランドの皆様、ぜひご注意を!

Semi finalで敗退した我々にも「参加賞」のチョコレートが!
 会場のラハティエネルギアホールは、どうやらフィンランドでも指折りの実力チーム「KONNA&KOUKKU」のホームグラウンドらしく、彼らのトロフィーがそこかしこに飾られています。



クリスマス仕様に飾られたラハティの大通り。


罰金80ユーロとレストラン4時間待ちを忘れさせてくれたMamma Maliaの美味しいご飯!